備忘録

個人的な記録

痔END 手術編

来たる2月17日。

朝7時すぎに朝食を済ませ、念には念をと8時から飲食を控えました。
※麻酔で気分が悪くなる可能性があるため

術後の運転はできないため、公共交通機関(電車)で移動し、
午後1時に医院へ。


通常診療は3時からなので、診察前に手術時間を設けていると思うんですが
当日は自分をあわせて2人ほどの手術を行っていたようです。
ちなみに手術はほぼ毎日行っているということです。


受付を済ませ、貴重品をロッカーに入れて 術後やすませていただく待合室に。
待合室は4畳くらいの個室で、リクライニング式チェアとサイドテーブル、荷物置きがあるくらいのさっぱりした感じ。
持ち物としては術後、家族に連絡が取れるよう携帯電話や喉が乾いた時用の飲料物を持ち込みました。
※めちゃくちゃビビりなので水・白湯・inゼリーなど過剰に持ち込む

そして、あらかじめ待合室に置いてあった術服に着替えてくださいという指示があり
下半身のみネイビーの不織布のような素材のハーフパンツ(おしりに穴がある)履き替え。
おしりに穴があるとはいっても、丸くぽかんと空いているわけではなく、
切り込みがありさらに上に布がかぶさっている状態で
歩きながらオシリマルダシになるわけではなかったので一安心しました。


心の準備をするまでもなくどんどん進んでいく....と思いながら
いよいよ手術室へ。


手術室といってもそこまで身構える必要がないような、普通の診察室のような部屋で
ベッドに寝、まず点滴をしていただきました。
(どちらの腕がいいですか〜?と聞かれなんとなく左でおねがい)
点滴も今までしたことがなかったですが、あれって全然痛くないのね!!
※めちゃくちゃ太い針をブッ刺しているイメージだった

その後右腕に血圧計、左指にパルキシオスメーターを装着され
横向き寝になり、足を90度に曲げ、オシリマルダシ状態。

そして施術してくださる先生が登場し、改めて、今回の手術の内容の説明を聞きました。



今回自分が受けた手術は、

痔核手術 (脱肛を含む 根治手術 四段階注射法による硬化療法)

というもので、
①大きく腫れ上がった外痔核(イボちゃん)の根本を縛り、切除する
②外痔核の原因になりうる内痔核(内側の痔)に注射をする

とうものでした。

イボちゃんの根本を縛るのは傷口を小さくし、出血を抑えるため。
②の注射はアルタ療法とも言い、術後の痛みや負担の少ない比較的新しい治療方法だそうです。
日帰りではなく入院となると、数日間は入院する必要があるみたいなので
最新の技術で日帰り手術できる病院が身近にあって、本当にラッキーでした。。。




説明がおわり、「眠くなる薬をいれますね〜」とのお声で
スタッフさんが点滴から液剤を注入。
じわっと体に熱が流れ込むというか、胸の部分が熱い!なんだこれ!と思った次の瞬間、
体を支えられ待合室に戻っている状態でした。


今回使用していただいた麻酔は静脈麻酔といって全身麻酔とは違い、
呼吸は止めずただ眠った状態になる(よく考えたら恐ろしい薬剤)もので
ネットで検索した感じでは歯医者さんの治療や整形の際に使用されることが多いみたいです。
人によっては麻酔が聞きづらかったり、なんとなくうつらうつらしている感じで
完全に睡眠状態にはならないこともあるらしいんですが
自分の場合は完全に!!!!眠!!!!!でした。

※静脈麻酔には健忘効果があるそうなので、実際は起きてて覚えてないだけかもしれないですが
個人的には神麻酔でした。


眠っているあいだに手術が無事終わり、スタッフさん二人に抱えられ
徒歩で待合室に。
その後1~2時間ほどは待合室で眠らせていただけるんですが、
なんとなく眠れず恐らくしばらくうつらうつら...した状態で横になっていたかと。

麻酔が切れない状態で動くと気分が悪くなりやすいと聞いたので、
しっかりじっとして、点滴が終わるのを待ちました。
終わるまで1度、スタッフさんが様子を見に来てくれました。

気分が悪いという感じはなく、「頭がちょっとフワフワしているかな?」という具合で
点滴に終わりごろには「多分大丈夫だな」と思ったので
手術後迎えに来てくれる家族に連絡し、人生初の点滴風景をスマホで写真に撮る(重要)。


このときのうめぼしちゃん(門)の痛みは
ちょっとチクッと締め付けれられている感じがする程度で
術前の痛みに比べれば全然軽い物でした。局部麻酔もしていたので、そのおかげかもしれないけど。


1時間ほどで点滴が終了したので、待合室にある呼び出しボタンでスタッフさんを呼んで
術後の検診へ。とくに問題ないということで手術は無事終了しました。

待合室に戻り着替えをし、あらかじめ待合室に置いてあった生理用ナプキンを装着しました。
(患部から出血のおそれがあるため)



お会計が5,000円を超える場合はクレジットカード利用可能な医院だったので、
代金をカードで支払いし、その日は処方箋ではなく直接おくすりをいただきました。
手術後だけは処方箋ではなく予め薬を用意してくれるそうです。毎回そうしてほしい。


手術の明細、代金については下記のとおりです。



手術代 《再診料 / 手術代 / 薬代》 → 23,760円(税込)



無事手術を終え、迎えに来てくれた家族と合流し帰宅!!!!
手術の前日までの痛みが強かったせいか、手術後当日の夜の痛みがマジマジのマジで0に感じたので
おしりが痛まないだけで日常が輝いてみえる.....とガチで思いました。やったね。

その後の痛みはやっぱりゼロではないんですが、限りなく無に近い。
術前の痛みが8だとしたら、術後は0.5~1くらいです。
結果として本当に本当に手術を受けてよかったと思いました。


ちなみに本日(3/5)現在までの術後経過はこんな感じ


《術後 1日~5日》
おしりがやたら臭う。
※手術後はしばらく患部から浸透液がでてくるらしい。結構におう。
締め付けられるようなちくっという痛み
※痛みとしては小さい。傷口を小さくするためにイボちゃんを縛って切除しているので、多分縛られている感覚。
軽く出血がある
※生理用品にすこし血が着く程度


《術後1~2週間》
おしりの臭いが減る(まだにおう)
痛みが減る
ごくまれに出血(のようなもの)がある


《術後3週間》
おしりの臭いがほぼなくなる
痛みは減るがまだ座るのに気を遣う
出血なし



術後3週間でも毎日朝晩2回、注入薬を使って患部への塗布や
炎症を抑える痛み止め薬の服用をしていますが、苦にならない程度。
何より術後処方してもらえる便が柔らかくなる薬が神すぎて・・・・・!!!
(酸化マグネシウムです。ゆる💩薬と呼んでいる)

あと、出血については大した量でないのでいいんですが、
とにかくおしりからの浸透液がにおうので、下着につかないように
生理ナプキンを使用するという感じでした。
自分は女性なので生理ナプキンには慣れているけれど、男性はちょっと大変だろうな...。


手術後は1日後、1週間後、3週間後、5週間後と
経過観察が続くのですが、自分は特別問題なく
来週に5週間後の診察を控えている状態です。


快適な手術ではあったけど、二度としなくていいように
完治できるといいな。



そして話は、最終話 生命保険編に続きます.....

痔END 悪化〜初診編

2021年2月17日、痔の日帰り手術をしてきました。いぼ痔でした。
これまで特別病気をしてこなかった私の、生まれて初めての手術はおしりとなりました。

同じような経験をするであろう方への警笛および参考、そして
体の不調があれば放置しないという自戒、備忘録として記します。


おしりにイボちゃんの存在を初めて感じたのは2017年ごろ。

恐らく排便時のいきみとか座り仕事などが原因なんだろうなと思います。
ただ、特別出血があるわけではなく、たまにちょっと痛いなとは感じても
市販薬(ボ○ギノール)を使用すればなんとなく収まる程度だったので
病院に行くとか、そもそも本気で治そうという発想すらなかったのです。

そんな感じでなんとなく3年以上の歳月が経ち、2021年2月。
おしりの声を無視し続けた私に、満を時してイボちゃんが牙を剥く........



今まで感じたことのない、ジンジンと湧き上がるような痛み。思考が停止する。
先日「後悔してもいいや」と硬い便を無理に排泄した報いか、長年放置しすぎた報いか。
普段はお風呂でゆっくりお湯に浸かり、患部にボ○ギノールを塗れば翌日には
たいてい沈静化していたイボちゃんが、2・3日経っても消えない。むしろ日に日に大きくなっていく恐怖。

「なんとなく痛い」と思い始めた2日後には「我慢できない痛み」に代わり
夜も寝付けず痛みで夜中に目が覚める始末。
仕事も座ってできないので立膝でパソコンに向かう始末。
痛みで集中できずソファーにうつ伏せになり(もはや仰向けになることもしんどい)、ただただ絶望。
「無理だ、病院に行こう」と思ったのが、2月15日のことで
この時点で羞恥心<早くこの痛みから脱出したい という気持ちがウルトラMAXでした。

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痔の痛みは思考力を奪う

市内の肛門科は内科やその他の診療科と併設されている病院ばかりで口コミ等も少なく負担だったので、
ネットにてとなりの市で検索をかけ、評判の良い肛門専門医院があることを発見。
藁にもすがる思いで電話したところ当日の夕方に予約を入れてもらうことができ、少し安堵。
電話口も女性の方でやさしい口調で、当時生理中だったので「生理でも受診できますか?」と伺ったところ
診察には問題ありません、との回答だったので有り難かったです。
病院の肛門科Q&Aを見ても《生理中でも受診できるか》の記載はなかったので、あらかじめ書いてあるといいなと思いました。
そもそも気にならない人の方が多いのかな。


そんな感じで初・おしり病院!!!!!

予約した医院は男性、女性で入り口・待合室が別れていて、 他の患者さんにもほぼ会うことなく
スムーズに診察室に入ることができた。性別で別れているのって結構、受診のハードルが下がって良い。

初診なので問診票を記載し、ついに診察。最初に軽く先生とお話したあと
ズボン・下着をひざまで下ろしてベッドに横向き寝に。
マイ・ペイン・イボちゃんを見た先生の開口一番の言葉が「わっ!結構腫れてるね!」。
割と高めのテンションだったのでちょっと面白かった。

うめぼしちゃん内部(門)の検査のため棒(カメラ)を入れられる。初体験。
そのあと棒を入れられながら「便をするときにいきむ感じでおなかに力を入れてください」と言われたので
難しすぎてリアルに「うう〜〜・・・」と声が出た。一瞬💩が出たらどうしようとよぎる。

棒(カメラ)を抜かれた後、先生がおしりをティッシュで拭いてくださるんですが
自我を持ってから他人におしりを拭かれた記憶がないので、なんだか妙な気持ちになりました。

その後、棒(カメラ)で撮影されたうめぼしちゃん内部(門)の画像を確認。
めちゃくちゃピンクだった。内臓って感じ。
説明が懇切丁寧な先生で、現状の症状をイラストで説明してくださった。

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↑実際のイラスト。ウケる。


自分の場合、内痔核(内側の痔)が数カ所と、外痔核(イボちゃん)があり、
内痔核は痛みが出ないけれど、外痔核(イボちゃん)が大きく腫れ上がっているので強い痛みを感じるとのこと。
冗談じゃなく親指第一関節くらいあったと思います。そりゃ痛いわ。

で、今後の治療ですが〜 薬で落ち着かせていくものと、手術して取ってしまうものがあります。と。
速攻で手術の話でるじゃん。痔の病院をネットで調べていた段階では 痔の治療で手術するのは1、2割!と書いてあったので
まあ〜〜手術までしなくても大丈夫でしょと〜〜〜思っていた。1、2割に入っとるわ。
ただ、手術自体は日帰りでしかも術後1~2時間で帰れるとのこと。しかも麻酔で眠っている間に終わる。

「どうしますか?」と聞かれ一瞬迷ったけれど、もう二度とこの痛みを経験するのも嫌だし、
徹底的に取ってしまった方がいいハズと思い「できれば根本的に治したいので~....」とその場で手術に決定。
診察はそこで終了、手術の具体的な説明をしますと別室へ行き、
手術についての説明が記載されたA4のペラ紙を渡され、説明をしてくださるスタッフの方と一緒に確認をしました。

まず初めに、"当日、手術前4時間は食事をあけてご来院ください”という説明が目に入り、
「胃の中にものが入っているとやばい状況が起こる....?」と若干不安に。
(質問したところ、麻酔の影響で気持ち悪くなる可能性があるとのこと。
悪心、嘔吐が苦手なので手術前は正直そっちの方が不安でした...。)

その他、静脈麻酔(眠くなる麻酔)を使っての日帰り手術のため術後は運転ができない件や、
経過観察のため血液検査を行うなどの説明を受けて、そのまま手術日を決定。
来たる2月17日!!!手術!!!おしりの!!!はじめての手術がおしり!!!OSHIRI!!!!

その後、手術前に必要な血液検査(感染症確認かな?)と心電図検査を受け、診察は終了。



その日の診察料金等は下記の通りでした。

診察代 《初診料 / おしり検査 / 血液検査 / 心電図検査》 → 4,630円(税込)
処方箋 《ネリザ軟膏》 → 560円(税込)



診察してもらった医院には処方箋付き薬局が併設していなかったので(ここが本当に惜しい、、、!!!)
近くのマツモトキヨシで軟膏をもらい、帰宅。

処方してもらった軟膏を塗っても特別治まる気配はなかったので、手術選んでよかったよな...!と
本気で思うし、迷っている方には一刻も早い受診をおすすめいたします。


ちなみにその翌日の日記....(手術の前日)↓

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手術前日の日記。地獄。


手術編に続く。