備忘録

個人的な記録

痔END 悪化〜初診編

2021年2月17日、痔の日帰り手術をしてきました。いぼ痔でした。
これまで特別病気をしてこなかった私の、生まれて初めての手術はおしりとなりました。

同じような経験をするであろう方への警笛および参考、そして
体の不調があれば放置しないという自戒、備忘録として記します。


おしりにイボちゃんの存在を初めて感じたのは2017年ごろ。

恐らく排便時のいきみとか座り仕事などが原因なんだろうなと思います。
ただ、特別出血があるわけではなく、たまにちょっと痛いなとは感じても
市販薬(ボ○ギノール)を使用すればなんとなく収まる程度だったので
病院に行くとか、そもそも本気で治そうという発想すらなかったのです。

そんな感じでなんとなく3年以上の歳月が経ち、2021年2月。
おしりの声を無視し続けた私に、満を時してイボちゃんが牙を剥く........



今まで感じたことのない、ジンジンと湧き上がるような痛み。思考が停止する。
先日「後悔してもいいや」と硬い便を無理に排泄した報いか、長年放置しすぎた報いか。
普段はお風呂でゆっくりお湯に浸かり、患部にボ○ギノールを塗れば翌日には
たいてい沈静化していたイボちゃんが、2・3日経っても消えない。むしろ日に日に大きくなっていく恐怖。

「なんとなく痛い」と思い始めた2日後には「我慢できない痛み」に代わり
夜も寝付けず痛みで夜中に目が覚める始末。
仕事も座ってできないので立膝でパソコンに向かう始末。
痛みで集中できずソファーにうつ伏せになり(もはや仰向けになることもしんどい)、ただただ絶望。
「無理だ、病院に行こう」と思ったのが、2月15日のことで
この時点で羞恥心<早くこの痛みから脱出したい という気持ちがウルトラMAXでした。

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痔の痛みは思考力を奪う

市内の肛門科は内科やその他の診療科と併設されている病院ばかりで口コミ等も少なく負担だったので、
ネットにてとなりの市で検索をかけ、評判の良い肛門専門医院があることを発見。
藁にもすがる思いで電話したところ当日の夕方に予約を入れてもらうことができ、少し安堵。
電話口も女性の方でやさしい口調で、当時生理中だったので「生理でも受診できますか?」と伺ったところ
診察には問題ありません、との回答だったので有り難かったです。
病院の肛門科Q&Aを見ても《生理中でも受診できるか》の記載はなかったので、あらかじめ書いてあるといいなと思いました。
そもそも気にならない人の方が多いのかな。


そんな感じで初・おしり病院!!!!!

予約した医院は男性、女性で入り口・待合室が別れていて、 他の患者さんにもほぼ会うことなく
スムーズに診察室に入ることができた。性別で別れているのって結構、受診のハードルが下がって良い。

初診なので問診票を記載し、ついに診察。最初に軽く先生とお話したあと
ズボン・下着をひざまで下ろしてベッドに横向き寝に。
マイ・ペイン・イボちゃんを見た先生の開口一番の言葉が「わっ!結構腫れてるね!」。
割と高めのテンションだったのでちょっと面白かった。

うめぼしちゃん内部(門)の検査のため棒(カメラ)を入れられる。初体験。
そのあと棒を入れられながら「便をするときにいきむ感じでおなかに力を入れてください」と言われたので
難しすぎてリアルに「うう〜〜・・・」と声が出た。一瞬💩が出たらどうしようとよぎる。

棒(カメラ)を抜かれた後、先生がおしりをティッシュで拭いてくださるんですが
自我を持ってから他人におしりを拭かれた記憶がないので、なんだか妙な気持ちになりました。

その後、棒(カメラ)で撮影されたうめぼしちゃん内部(門)の画像を確認。
めちゃくちゃピンクだった。内臓って感じ。
説明が懇切丁寧な先生で、現状の症状をイラストで説明してくださった。

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↑実際のイラスト。ウケる。


自分の場合、内痔核(内側の痔)が数カ所と、外痔核(イボちゃん)があり、
内痔核は痛みが出ないけれど、外痔核(イボちゃん)が大きく腫れ上がっているので強い痛みを感じるとのこと。
冗談じゃなく親指第一関節くらいあったと思います。そりゃ痛いわ。

で、今後の治療ですが〜 薬で落ち着かせていくものと、手術して取ってしまうものがあります。と。
速攻で手術の話でるじゃん。痔の病院をネットで調べていた段階では 痔の治療で手術するのは1、2割!と書いてあったので
まあ〜〜手術までしなくても大丈夫でしょと〜〜〜思っていた。1、2割に入っとるわ。
ただ、手術自体は日帰りでしかも術後1~2時間で帰れるとのこと。しかも麻酔で眠っている間に終わる。

「どうしますか?」と聞かれ一瞬迷ったけれど、もう二度とこの痛みを経験するのも嫌だし、
徹底的に取ってしまった方がいいハズと思い「できれば根本的に治したいので~....」とその場で手術に決定。
診察はそこで終了、手術の具体的な説明をしますと別室へ行き、
手術についての説明が記載されたA4のペラ紙を渡され、説明をしてくださるスタッフの方と一緒に確認をしました。

まず初めに、"当日、手術前4時間は食事をあけてご来院ください”という説明が目に入り、
「胃の中にものが入っているとやばい状況が起こる....?」と若干不安に。
(質問したところ、麻酔の影響で気持ち悪くなる可能性があるとのこと。
悪心、嘔吐が苦手なので手術前は正直そっちの方が不安でした...。)

その他、静脈麻酔(眠くなる麻酔)を使っての日帰り手術のため術後は運転ができない件や、
経過観察のため血液検査を行うなどの説明を受けて、そのまま手術日を決定。
来たる2月17日!!!手術!!!おしりの!!!はじめての手術がおしり!!!OSHIRI!!!!

その後、手術前に必要な血液検査(感染症確認かな?)と心電図検査を受け、診察は終了。



その日の診察料金等は下記の通りでした。

診察代 《初診料 / おしり検査 / 血液検査 / 心電図検査》 → 4,630円(税込)
処方箋 《ネリザ軟膏》 → 560円(税込)



診察してもらった医院には処方箋付き薬局が併設していなかったので(ここが本当に惜しい、、、!!!)
近くのマツモトキヨシで軟膏をもらい、帰宅。

処方してもらった軟膏を塗っても特別治まる気配はなかったので、手術選んでよかったよな...!と
本気で思うし、迷っている方には一刻も早い受診をおすすめいたします。


ちなみにその翌日の日記....(手術の前日)↓

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手術前日の日記。地獄。


手術編に続く。